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『クシュの物語』 小太郎外伝

  
まだ庭造りに凝りだす以前 小太郎がうちの子になるきっかけになったお話し・・・

10月のはじめ

庭の水瓶のフタの上に 生まれたばかりの 野良猫が 行き倒れていました。

風邪をひいているらしく 鼻水をたらし 虫の息です。

放っておいたら 一日と持たない感じです。

庭先で死なれるのも嫌だし まだ生きているのに 他に捨てる訳にも行きません。

仕方がないので 動物病院に連れていき診てもらう事にしました。

栄養剤と薬を2種類程戴いて帰って来ました。


風邪のせいか顔も汚れて みすぼらしく痩せていて 野良猫そのものです

もとより 飼おうなんて気はありません


そのころ我が家にはすでにレオン君もいたし かみさんも 『猫は嫌い』 だったからです。

それでも 元気になったら 里親を探せばいいと 様子を見ることにしました

ゲ-ジに入れて 餌箱や ベッドを用意し 寒く無いように 猫用の ヒ-タ-も入れました。

ペ-スト状のフ-ドを小さなスプ-ンで与えましたが 食欲がなく食べませんので

哺乳瓶で猫用ミルクを飲ませました。

翌日もぐったりしてるので また動物病院に連れて行き 栄養剤を注射して貰いました。

三日目、四日目 少しずつ動けるようになって来て 家族の後をおぼつかない足取りで

付いて来るようになりました。 親と勘違いしているのかもしれません

様子が変わって来たのは 猫だけではありませんでした。

猫嫌いだったかみさんが このままうちの子にしてあげようかっと言いだしたのです。




 
名前もいろいろ考えましたが 風邪で鼻がクシュクシュ言ってるから 

『クシュ』と名付けました クシュ フランス語っぽくて素敵でしょ?

五日目、六日目 クシュは少しづつ元気になって来ました、

元気になったように見えてました。 

家族の後を付いて回り レオン君にも嘗め回されて 仲良しになりそうでした


      

・・・・・そして 一週間 丁度 七日目・・・

夕方になって突然倒れ 慌てて病院で点滴してもらったあと、
 
膝に抱いて 哺乳瓶でミルクを飲ませていると 少し吐いてから 『ニャ-』っと一声

甘えたような声で泣き そのまま短い生涯を終えました。
 
膝の上で逝かれた悲しさと衝撃 想像がつくでしょうか?

・・・・

          

庭の隅に埋めてお線香を上げ 花を植えました 今はその場所にサクランボの木が植えてあります

もう少し 私に猫の知識があれば死なせなかったかもしれないと残念でなりません。

かみさんのショックも相当なものでしたので 話し合って

『罪滅ぼしに 保護された迷い猫を貰って育てよう!!』

っと言う事になり うちの子になったのが『小太郎』です


    

クシュ 可愛かったね 

人懐こい子だったね クシュ ごめんね ずっと忘れないよ 

・・・・・・もうすぐ 10月4日はクシュの三回忌




 
小太郎  『そうだったのかぁ~ ちっとも知らなかったにゃ~』

レオン  『僕もその話はコタにしてなかったよね』

小太郎  『でもさ クシュはきっと幸せだったと思うよ うん ぜったい幸せだったよ』

レオン  『そうだね 僕もそう思う』

小太郎  『よぉ~し クシュの分も長生きして いっぱいいたずらするぞ~』

レオン  『違う!!』



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小太郎 『しんみりした話しの後くらいCM止めないかニャ~』

おっさん 『気にしてるから文字を小さくしてんでしょ!!』

レオン・小太郎 『違う!!!』

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